私は西郷翁にトコトン持っていかれた方の人間ですので、「西郷が偉人かどうかの最終結論」を興味を持って拝読させて頂きました。で、私的にある日、気づいたコトを…一例をあげれば、「カネなどは所詮人間が作ったモノ」に達するには、21世紀の日本の新自由主義の複雑な関数の中で、本屋という商人の私には、西郷翁の商人とは全く異なる思想に対しては、悶絶以外何ものでもない。「元々売れりゃいいってもんじゃない」と思う側ですが、これ以上ハマると仕事に支障が出る危険領域だと判断致しました。されど憧れの人であるコトには違いありません。西郷隆盛を今から知ろうと思われる方は、内村鑑三の「代表的日本人」の「西郷の章」から、始められるコトをお薦めさせて頂く次第です。
色々なご意見もございますでしょうが、私の中では、人間的魅力(それ以上に大切なものってあるのでしょうか?)一点だけでも、西郷隆盛とチェ・ゲバラは偉人であると思っていたりするワケです。
PS.松岡正剛が最後に｢西郷隆盛｣を書いて締めくくりたいと云っていたのを昨日のように覚えています。松岡正剛には長生きして頂きたいが、速く読んでみたいと今もって思っております。
