#本日お薦めの新書 : 読書の価値 (NHK出版新書 547) 新書 – 2018/4/6 886円
●僕は本を読むことが苦手だった
●速読は読書とはいえない
●「つまらない本」の読み方を教えよう
●本選びで大事にすべきたったひとつの原則
●僕は一度読んだら忘れない
●「読みやすい本」には罠がある
●教養とは「保留」できる能力のことである etc.読んでいるうちに別のことを考えてしまい、読書に集中できない、ということがあるけれど、それは願ってもない状況といえる。勉強や仕事で読んでいるのではないし、早く読み切る競争をしているわけでもない。集中しなければならない理由は一つもない。
たびたび中断して別のことを考えるのも良い。なにか思い出したらじっくりとそれを考える。文章が頭に入らないと気づいたら、少し戻って読み直せば良い。それは損をしたのではなく、文章を二回読めたのだから得をしたと思った方が正解だ。頭に入らなかったのは、なにか理由がある。それを考えてみよう。そちらの方が大事だと思う。
何でも検索できる時代にも、本を読む意味がある――。 わからないことは何でも検索できる時代だ。娯楽だって山のように溢れている。それでも読書でしか得られないものがある――。読書が苦手でしかたのなかった少年は、どのように本と向き合い、大学教授・ベストセラー作家となったのか。並外れた発想力と知的生産術を可能にする「読書の効能」がいま明らかに! 著作累計1,600万部超を誇る作家・森博嗣が、「きれいごと」抜きに語る体験的読書論。
著者について
■森博嗣(もり・ひろし)
1957年、愛知県生まれ。小説家。工学博士。某国立大学の工学部助教授のかたわら、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。以後、続々と作品を発表し、現在までに300冊以上の著書が出版され人気を博している。小説に『スカイ・クロラ』『ヴォイド・シェイパ』、エッセィに『小説家という職業』『孤独の価値』『集中力はいらない』など。
登録情報
- 新書: 224ページ
- 出版社: NHK出版 (2018/4/6)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4140885475
- ISBN-13: 978-4140885475
- 発売日: 2018/4/6
- 梱包サイズ: 17 x 11.2 x 1.2 cm