私は親鸞を吉本隆明から、空海を松岡正剛から学びました。吉本隆明が、マルクスと親鸞に傾倒した根幹は
「市井の片隅に生まれ、そだち、子を生み、生活し、老いて死ぬといった生涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世にあらわれない人物の価値とまったく同じである」
(三島由紀夫にふれて)「世界的な作家といわれ、社会的な地位や発言力をもつことよりも、自分が接する家族と文句なしに円満に、気持ちよく生きられたら、そのほうがはるかにいいことなのではないか。そんなふうにぼくは思うのです」
の思想の中にあると思っています。

吉本隆明〈未収録〉講演集第1巻 日本的なものとはなにか (シリーズ・全集)
- 作者: 吉本隆明
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/12/08
- メディア: 単行本
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私は人というものは「何を思考しているか?」に尽きる、その「思考」こそが、その人そのモノだと思っている方の人間ですので、糸井重里producedの「吉本隆明」に永遠の命を与える以下のプロジェクトには大いに賛同しているワケです。
吉本隆明の183講演 - ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/yoshimoto_voice/speech/sound-a072.html
【A153】現代に生きる親鸞 by 吉本隆明の183講演 FreeArchive - Hear the world’s sounds