お客様に「私、今まで夏目漱石読んだコトないんですよ」と云われたら、つかさず「それは素晴らしい…今から"こころ"や"三四郎"の感動を味わえるんですよ…今から味わったコトのない、世に絶品といわれる料理を頂くに似て、素敵なコトですよ。」と答えるようにしています。私は、ハーゲンダッツを始めて食べたカラーなシーンを昨日のように覚えています。「ガツーーーン」で、「なんじゃこりゃ」です。★★★★★の作品との出会いとはそういうものだと思っています。で、阿刀田高氏の以下ですが、ある程度の年齢になられて、これって「自分の中の漱石」検証の旅を綴った一冊なんだろう???な~と予想しています。読ませて頂きます。