本日のCheck...2019年09月22日号 #三島由紀夫 「老人の作家になりたくない」 #瀬戸内寂聴 との手紙 篇 #横尾忠則手紙 篇 #横尾忠則
以下の文書の部分が強く印象に残りました。
手紙のやりとりが続いていた三島さんは、その頃益々健康で、仕事も旺盛で、一向に死にそうにありませんでした。「それでがっかりした」と、手紙を出したら、御当人から、 「自分もそう思っている。まわりの老人の作家のようにはなりたくない」 って言ってきましたよ。
平野啓一郎さんが、いつも私のことを羨ましがるのは、私が、日本の作家の大御所たちのほとんどと逢って、口を利いたことさえあるということです。私の書いたものの中で一番上等なのは、この世で私が逢った作家たちのことを書いた『奇縁まんだら』だと、丸谷才一さんがほめてくれた連載の挿絵を、ヨコオさんが描いて下さって、その絵がすばらしく、私の文を読まない人まで、ヨコオさんの描いた作家たちの挿絵を見たがるという現象が生れましたね。神戸のあなたの美術館で展覧会もしてもらい、ずらあっと、並んだその肖像画の迫力は、想いだしただけでも身震いがでます。
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商品の説明
内容紹介
『奇縁まんだら』『奇縁まんだら 続』『奇縁まんだら 続の二』『奇縁まんだら 終り』の4冊を、横尾忠則さんの絢爛豪華な絵をちりばめた豪華な箱に入れた愛蔵用限定版です。
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