Check … 権力物語 2024

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以下の記事は確かに興味深いものがある。すべて見ていたか? のように現代ビジネスというメディアの記者の誰かか書いているようだが、名前は書いていない。されどこれは講談社の仕事である。講談社は出版業界で長い歴史を持つ大手出版社でもある。本屋で知らない人はいない。しかし現在の講談社はデジタル・版権分野を中心とした「事業収入」にシフトされているようである。… 私は権力などというものに全く興味は無いが、この記事の内容は小説のようでもあるし、ドラマがある。
しかし、ここには国民がいっさい登場しない。

話は変わるが、この30年に渡る当たり前になってしまった大不況の中でも、岩波書店は学問の成果を広く伝えるとともに、若い世代の心を豊かに育てることを目指して出版活動を変わらず行っている。夏目漱石印の実に立派な会社だと思う。芥川龍之介の遺言の決断は実際正しい。"何のために" は大切なことです。

芥川文子あて

僕の作品の出版権は（若し出版するものありとせん乎）岩波茂雄氏に譲与すべし。（僕の新潮社に対する契約は破棄す。）僕は夏目先生を愛するが故に先生と出版書肆を同じうせんことを希望す。但し装幀は小穴隆一氏を煩はすことを条件とすべし。（若し岩波氏の承諾を得ざる時は既に本となれるものの外は如何なる書肆よりも出すべからず。）勿論出版する期限等は全部岩波氏に一任すべし。この問題も谷口氏の意力に待つこと多かるべし。

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