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「Uncle Albert/Admiral Halsey」に見るポール・マッカートニーの家族との絆 | 分解と分析

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「Uncle Albert/Admiral Halsey」に見るポール・マッカートニーの家族との絆 | 分解と分析 

 

Uncle Albert/Admiral Halsey - McCartney: A Life in Lyrics | Podcast

 

下のpodcast「lyricsの人生」より Paul and Linda McCartney名義の名盤"Ram" の名曲「Uncle Albert/Admiral Halsey 」を分解・分析させて頂きます。

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ロンドンでの華やかな生活

1960年代後半、ビートルズのベーシスト、ポール・マッカートニーはロンドンで華やかな生活を送っていました。しかしその裏では、バンド内の不和や事務所の煩わしい業務に疲れ果てていました。そんな折、1970年にリリースしたアルバム「Ram」に収録された「Uncle Albert/Admiral Halsey」という曲で、マッカートニーは過去を振り返ります。

故郷への謝罪の言葉

曲の冒頭、ポールはリバプールの親戚への謝罪の言葉をつぶやきます。ロンドン移住後、故郷との距離が遠のいていったことへの申し訳なさがにじみ出ています。特に叔父のアルバートに対しては、「一日中何もしてないんだ、ごめんね」と言い訳している様子が伺えます。

成功と故郷の格差

その距離感は、ポールがビートルズで成功を収め、富と名声を手に入れたことが大きな要因でした。華やかなロンドン生活とは対照的に、リバプールの生活は貧しく厳しいものでした。空襲で荒廃した街並み、物資の配給...。第二次世界大戦の傷跡は根深く残っていました。

ユーモアを武器にした家族

こうした環境下で育ったポールの家族は、ユーモアを武器に困難な状況を乗り越えてきました。饒舌で面白おかしい親戚たちとの会話は、ポールの大切な思い出となっています。しかしビートルズで成功を収め、遠く離れたロンドンで過ごすようになると、そうした家族との交流は失われていきました。

ユーモア溢れるハルゼー提督

そこで登場するのが、アメリカ海軍の提督ウィリアム・ハルゼーです。ポールがなぜ突然この人物の名前を出したのか不思議に思う人も多いでしょう。しかし実は、ハルゼー提督もまたユーモアあふれる性格の持ち主でした。戦争中、水兵たちを鼓舞するスピーチで「敵を焼き払い、水に沈める」と宣言したエピソードがあるほどです。

家族の雰囲気を取り戻す

この曲でポールが表現したかったのは、リバプール時代の家族の雰囲気を取り戻したいという思いではないでしょうか。ビートルズの事務所が送ってくるクリスマスツリーを断り、自分たちで木を切ってきたり、ベジタリアン料理で作ったマカロニチキンを食べたり...。新しい家族である妻リンダとの生活の中で、ポールは失われた明るさとユーモアを取り戻していったのです。

まとめ

以上が「Uncle Albert/Admiral Halsey」に込められたポールのメッセージです。過去の家族との絆を大切にしながらも、新しい人生を歩み始める決意が感じられる名曲です。

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「Uncle Albert/Admiral Halsey」 - ポール・マッカートニー初のソロナンバーワンヒットの裏側

ポール・マッカートニーが初めてソロで制作したナンバーワンヒット曲「Uncle Albert/Admiral Halsey」の更に裏側を詳しく分析し 掘り下げさせて頂きます。

叔父アルバートと海軍大将ハルゼーからインスピレーション

ポール・マッカートニーは、この楽曲が叔父のアルバート・ケンダルからインスピレーションを得て作られたと語っています。アルバートはポールにとって、子供の頃の懐かしく楽しい思い出の人物で、彼の影響を受けてこの曲を書いている際に、過去の思い出に浸りながらノスタルジックな気分で作曲したとのことです。さらに、歌詞の一部「叔父さん ごめんね」は、自分の世代からアルバートの世代へのお詫びの意味も込められているそうです。
一方、海軍大将ハルゼーは実在のアメリカ合衆国の提督ウィリアム・ハルゼーを指しています。ポールは「ハルゼー提督はあなた方アメリカ人の偉人だ」と言及し、その重みある存在感を持つ人物を、この曲に登場させたと語っています。

複数の未完成ソングフラグメントを繋ぎ合わせた斬新な構成

この楽曲は、エンジニアのエイリック・ワンバーグ氏が、ポールが持っていたいくつもの未完成の曲の断片を繋ぎ合わせることで、一つの完全な形にまとめ上げたものです。これはビートルズのアルバム『アビイ・ロード』のメドレーのような、従来の構成とは異なる斬新な形式が特徴となっています。

リンダ初の本格的なレコーディング参加で夫婦デュエット

ポールの妻であるリンダ・マッカートニーが、この曲のバックコーラスで参加しています。これがリンダにとって初めての本格的なレコーディングになりました。後のウイングスでの活動を考えると、この曲が夫婦デュエットの始まりとなり、その後の音楽活動に大きな影響を与えています。

グラミー賞受賞の評価高い名曲だがファンの意見は割れる

「Uncle Albert/Admiral Halsey」は第14回グラミー賞において最優秀アレンジ賞(ボーカル部門)を受賞し、業界から高い評価を得ています。しかし一方で、ファンの意見は割れており、「ポールの最高傑作の一つ」と絶賛するファンがいる反面、「自分勝手な作品」と手厳しい批評をするファンも存在します。

賛否両論がある理由として、この曲がポールならではの遊び心に満ちたユニークな構成になっていることがあげられます。複数の断片を繋ぎ合わせた斬新なスタイルは、革新的な音楽性を高く評価するリスナーにはウケますが、逆に物足りなさを感じるリスナーもいるようです。

いずれにしろ、グラミー受賞作としての評価は揺るぎないでしょう。この曲が1970年代のポールを代表する楽曲の一つであることに間違いはないでしょう。

ビートルズ解散後最長の8年連続全米ナンバーワンヒット達成

1971年にリリースされたこの曲は全米シングルチャートで1位を記録しました。これによりポールはビートルズ解散後もソングライターとして8年連続で全米No.1ヒットを達成する快挙を成し遂げます。当時の記録としては史上最長の期間で、そのソングライティング能力の高さを物語っています。

ビートルズ時代からのヒット作品が途切れることなく生み出され続けたことは、単なる運のみならず、変化し続ける時代の空気を敏感に吸収し、ファンのニーズに合わせたサウンド作りを行っていた結果でもあると言えましょう。

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Personnel

Paul McCartney – vocals, electric guitar, acoustic guitar, piano, bass and xylophone
Linda McCartney – backing vocals
Hugh McCracken – acoustic and electric guitar
Denny Seiwell – drums
Paul Beaver – synthesizer
David Nadien, Aaron Rosand – violin
Marvin Stamm, Mel Davis, Ray Crisara, Snooky Young – brass
New York Philharmonic Orchestra – orchestral backing
George Martin – orchestral arrangement
Eirik Wangberg – mix engineer, thunder sound effect

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感想

今日の朝といいますか?真夜中といいますか?、こちらをupさせて頂きましたら、BEATLESの専門SHOPを経営していた頃からの常連のお客様が店頭にいらっしゃって 是非とも「Uncle Albert/Admiral Halsey」を記事にして欲しいとリクエストがありましたもので、upさせて頂きました。私にとってもPaulの曲の中では、10本の指に入る曲ですもので、心良く引き受けさせて頂きました。しかし良い曲ですね。ここ一番やっぱりGeorge Martin の orchestralだよな。…等と思いつつ…失礼致します。

追伸… 実はこの曲AIと作った時に頭に流れていたのは「Uncle Albert/Admiral Halsey」でした。後半はUPBEATでROCKにするべきでした。後日再度作り直すコトに致します。

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