[ 50年を経て変わらないサウンドという芸術の軌跡 | #Beachboys (#BrianWilson) 特集 | PART2 | 2020年12月16日号 | PetSounds Live in London / Endless Harmony / Warmth of Sun: Songs Inspired By Beach Boys / Live At The Roxy Theatre / #CarolineNow 他 |
米国西海岸の若者文化、特にビキニの娘、サーフィン、改造車(ホットロッド)、青い海などをテーマにしたポップな楽曲で知られている。 特に、ブレイクした名曲サーフィンUSAは、チャックベリーの作品を、アレンジしたものだったが、ロネッツのピーマイベイビーをモチーフにしたスペクターサウンドとフォーフレッシュメンのコーラスハーモニーを活かした名曲ドントウォーリーベイビーは、ブライアンウィルソンの才能が認められた見事な作品がある。しかし60年代後半からの一時期には、複雑精緻で幻想的アート志向の『ペット・サウンズ』のような作品も作り上げた。日本では山下達郎や大瀧詠一や桑田佳祐、音楽評論家の萩原健太、宮治淳一らが熱烈なビーチ・ボーイズ・ファンとして知られている。萩原健太はラジオ番組で「ビーチ・ボーイズは『神』である」とまで公言している。浜田省吾とAIDO、鈴木雅之らもビーチ・ボーイズ・ファンである。世界ではザ・ビートルズ、ファースト・クラス、ルベッツ(ルーベッツ)、トッド・ラングレン、ハイ・ラマズやルイ・フィリップ(フランス人)らがビーチ・ボーイズの影響を受けている。
音楽的ルーツは、ジャズコーラス、ロックンロールやホワイト・ドゥーワップにある。コーラスはフォー・フレッシュメン(英語版) を参考にしている。チャック・ベリーの「スウィート・リトル・シックスティーン」をアレンジし、歌詞の他、編曲の部分の変更を含み著作権、ロイヤリティの問題もあった。「サーフィン・U.S.A.」は、その典型的な例である。「サーフィン・U.S.A.」のメロディーは「スウィート・リトル・シックスティーン」とほぼ同じであり、そのことはビーチ・ボーイズ側も認めている。この件は、映画『ドリームガールズ』でも題材として象徴的に取り上げられている。
ウェストコースト・ロックの、初期のポップな部分のグループであり、アメリカン・ロックでは一部のミュージシャンがそのハーモニーの影響を受けている。
結成当時のオリジナルメンバー5名のうち2名は故人となっているが、明確な解散宣言はしておらず、オリジナル・メンバーを含む数名がバンド名を引き継ぎ、ライブを中心に活動を続けている。最盛期に多くのヒット曲を送り出した中心人物であるブライアン・ウィルソンは、ソロとして活動を行っている。メンバーの内、2人が熱心な共和党支持者である(人物と思想で詳述)ために、共和党大会に保守的なカントリー歌手らとともに出演したりしている。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第12位。
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