八尾市本買取(全国対応)BooksChannel本屋物語

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[ 本日のcheck…記事 篇 | 政治・経済 | 2020年11月01日号 | 独裁者とイエスマン by #内田樹 | 内田樹の研究室より | 

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[ 本日のcheck…記事 篇 | 政治・経済 | 2020年11月01日号 | 独裁者とイエスマン by #内田樹 | 内田樹の研究室より | 

 

以下の部分なんですが、ここ暫く同じ主旨のコトをおっしゃる方が増えてきました。
…印象に残る部分です。じゃどうすればこれらを解決できるのか?の答えも既にお持ちになっておられるのでしょう…… 市民たちが熟考し、下陵上替も恐れず、大人として生きようとすることとは…? 




統治コストを最少化したければ、市民たちを貧困化させ、無権利状態に置けばよいのだ。マルクスやレーニンはそれによって「鉄鎖の他に失うべきものを持たない」プロレタリアート的階級意識が形成され彼らが蜂起して、革命闘争を領導するだろうと予言したけれど、そんなことはイギリスでもフランスでもアメリカでも起きなかった。もちろん日本でも。
 市民を無力化すれば、市民は無力になる。わかりやすい同語反復である。無力化した市民たちはもう何か新しいものを創造する力がない。ただ、上位者の命令に機械的に従うだけである。当然、総合的な国力は低下し、やがて一握りの超富裕層=特権層と、それにおもねるイエスマンの官僚・ジャーナリスト・学者、その下に圧倒的多数の無権利状態の労働者という三層で構成される典型的な「後進国」の風景が展開することになる。


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