本日の推薦Check 2020年05月10日号... コロナ危機の後には、大増税が待っているのか?【 #中野剛志 :給付金と増税の矛盾を財政の基本から糾す】#MMT #現代貨幣理論 #COVID19 #新型コロナウィルス
…ぜひご一読を…
でも、政府債務が膨れ上がったら、インフレが止まらなくなるって?
いや、政府債務が膨れ上がっただけでは、インフレにはなりません。
現に、日本は、過去20年間、政府債務を膨らまし続けましたが、ずっとデフレでした。
インフレとは、需要が大きすぎて、供給が追い付かないと起きる現象です。
したがって、財政赤字の拡大によって需要が大きくなり過ぎない限りは、インフレにはなりません。
つまり、日本の財政赤字は大きすぎるのではなく、小さすぎるということです。
じゃあ、財政赤字を拡大し続けて、供給が追い付かないほど需要が大きくなったら、インフレになるじゃないかって?
その通りです。ですから、財政赤字をもっと増やして、デフレを脱却しましょう。
中野剛志
評論家
日本経済学新論: 渋沢栄一から下村治まで (ちくま新書 (1492))
- 作者:中野 剛志
- 発売日: 2020/05/07
- メディア: 新書 :商品の説明 内容紹介 日本の近代資本主義を確立した渋沢栄一の精神は、いかに高橋是清、岸信介、下村治ら実務家たちに受け継がれたか。気鋭の評論家が国民経済思想の系譜を解明する。